Tibet ASγ Experiment

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チベット ASγ 実験について

チベット ASγ (エー・エス・ガンマ) 実験は、日本と中国の共同研究として1990年に観測を始めた宇宙線の研究グループで、来年2020年、観測開始30周年を迎えます。

1010 eV (電子ボルト) から 1020 eV と 10 桁以上にも及ぶエネルギー領域にわたって地球に降り注ぐ宇宙線。 そのような宇宙線がどこで生まれ、どのようにしてこれほど高いエネルギーを得て、どのような過程を経て我々の地球に到達するのだろうか? 1912 年のヴィクトール・ヘスによる宇宙線の発見から今日まで 100 年以上経ちます。 多くの科学者による宇宙線の研究により数々の発見がありましたが、宇宙線の起源は未だ謎です。 我々はこの謎に挑むべく、TeV (1012 eV) ~ PeV (1015 eV) エネルギー領域でのガンマ線の観測や、knee 領域 (1015 eV ~ 1016 eV) での宇宙線化学組成の観測等を行っています。

さらに、地球にやってくる宇宙線の一部が太陽によって遮蔽されることで見える「太陽の影」を観測することで、 太陽コロナ磁場や惑星間空間磁場構造について新たな知見が得られています。 宇宙線到来方向の非一様性を観測することで、太陽系近傍の宇宙線の「流れ」の研究も進めています。

≫ 動画によるガンマ線観測の解説は こちら をご覧ください。(約40MB)

※ 電子ボルト (eV): エネルギーの単位。1電子ボルトは1個の電子が1ボルトの電位差によって加速されたときに得るエネルギー。 電磁波 (光子) のエネルギーでは、可視光〜数eV、X線〜keV、ガンマ線〜100 keV以上におおよそ対応する。

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